さちこのおうち木工教室 箱もの引き出し編 束と上端ずり、下端ずり、受け桟とすり桟の詳しいお話し

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品番WD-MAIN094
公開日2017年9月12日
再生時間9分
カテゴリーさちこのおうち木工教室 / 箱もの
キーワード引き出し
おうち木工教室第94回。今回は狭と上端ずり、下端ずり、受け桟、すり桟の詳しい話です。
今回は実践なしで説明ばかりなので難しいかもしれませんが、実際に引き出しをの構造を考える際に見直してみてください。

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前の回で、学習机を例に挙げて、引き出しの各部の名称を覚えましたね。
さらに詳しく解説していくのですが、ホゾ組か、ビス組か、家具の組み方によって意味合いが異なります。
教室の生徒さんの制作途中の収納家具など3つの家具をお借りして、「ビス組」の場合のお話をしていきます。

四方が板で囲まれている板組の場合ですと、どの方向からでもビスを打つことが出来ますね。「束の厚みのサイズ」ですが、決まりはありませんが、あまり厚くすると引き出しの内容量が小さくなるので、その点に注意をして決めて下さい。次に束の幅ですが、ビスで固定をするので、ビス1本で打つと、1本を中心に木が自由に動ける状態となるので、2本打って固定できるようにしたいのです。束の幅は教室では最低40ミリ幅を取るようにしています。

「すり桟」の厚みのサイズは、束の厚みのサイズと同じか1ミリ小さめにします。
高さは、引き出しの側板がするだけなので、20ミリ程あれば十分です。

次に2つ目の小引き出し3杯付きの家具を例に挙げて「下端すり桟」についての説明です。下端すり桟が左右の側板からビスで固定できる構造になっています。
束も上下でビスが打てる状態です。ただ、引き出し2杯を仕切る、真ん中の受け桟を固定するには、家具の顔ともいえる正面からビスを打たなくてはならなくなります。(事例に挙げている小引き出し家具の構造は、重さを軽くするために、中が空洞になっているのです。)
正面にビスが見えてしまうのを防ぐには、側板からビスを打つことが出来る構造にする板組をおすすめします。さらに、大事なポイントは裏板には受け桟は固定できないということです。
最後に2杯の引き出し付学習机を事例に挙げて説明します。
学習机の「顔」と言えば天板ですね、なので、受け桟を正面からビスで固定をしても、目立ちにくくなります。

受け桟の幅のサイズですが、引き出しが安定して乗るように、引き出しの側板よりも小さくならないような幅にしてください。
真ん中の受け桟は正面の下端すり桟からビスを打つことが出来、後ろの板からもビスで固定することが出来ます。

左右の側板につく、受け桟とすり桟は、側板からビスで固定が出来ます。すり桟のサイズですが、学習机の場合、脚の角材と側板が面(つら)になっている場合には、すり桟は不要ですが、面(つら)
になっていない場合は側板から足の角材までの距離分をすり桟の厚みサイズとします。
そうすることによって、引き出しを出し入れしても、ずれることなく、スムーズに引き出せるようになります。

皆さんも引き出し作りや収納棚を板組で作る場合の参考にしてみて下さいね。