さちこのおうち木工教室 引き戸編 框組引き戸のサイズの考え方と引手金物について

「家具動画大辞典」対象動画です。
動画定期購読申し込み後、視聴できます。

品番WD-MAIN127
公開日2018年2月23日
再生時間17分
カテゴリー引き戸の技術
キーワード框組扉 / 引き戸 / 取っ手とつまみ
おうち木工教室第127回。今回は框組引き戸のサイズの考え方と引手金物についてです。
以前に引き戸の構造は反りにくい框組がいいと言う話をしました。ただ框組の扉と言っても開き扉の框組と引き戸の框組では考え方が変わります。
無料ダイジェスト
  • ...
  • ...
  • ...
  • ...
今まで板の引き戸を使っていましたが、以前に引き戸は框組がいいという話をしましたよね。
なぜかというと框組で組むことで扉が反りの影響が出にくいからです。

今回は引き戸の框組の設計を学びます。
開き戸の框組と引き戸の框組では考え方を変えないと、見え方がおかしくなってしまうことがあるのでこれを説明します。

1つ目は
2枚の扉を付ける設定で考えてみましょう。開き戸であれば箱の内寸の半分に扉をすれば後はデザインで考えればよかったのですが、引き戸はそういうわけにはいきません。
引き戸にはかぶり代があります。板の扉の時はかぶり代をどれくらいにするかは自由でしたが、框組引き戸は扉が重なる時に縦框がぴったりそろわないといけません。
なので框組引き戸の寸法の計算は、箱の内寸の半分から縦框の半分を足して考えてください。
これはよく間違うところで箱の内寸の半分と縦框のサイズを足してしまうことが本当によくあります。縦框の半分を足すというのを覚えておいてください。

2つ目は
開き戸と違い引き戸は、引き戸は掘った溝の中に入るのでこれを考えておかないといけません。
框組戸をどう見せたいか考えた時、開き戸はそのままの設計でつくればよかったのですが、引き戸は溝に入る分見え方が変わってきます。
そして引き戸の溝は上下で深さが違うので、上下の横框を同じサイズでつくってしまうと見える部分は同じサイズになりません。

3つ目は
縦框のサイズについてです。基本的にはデザインで考えてもらえばいいのですが、引き戸は扉が重なるので引手を付けるときに出っ張るものが付けられません。
金物を付ける場合、引手は取っ手やつまみに比べると選べる種類がかなり少なくなります。なので扉をつくってから金物を選ぼうとしてもデザインやサイズが合わないということも出てきます。
トリマーなので掘り込んで手がかりを付けるとしてもあまり縦框が小さいと掘り込めなくなったりするということもあります。
予め引手をどうするかも考えて框組戸を設計してください。